ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)とならんで、子どもの三大夏風邪と呼ばれています。
コクサッキーウイルスやエコーウイルスなどによって引き起こされます。
症状は?
特徴的な症状は以下の通りです。
- 急に高熱が出る
- のどの痛みがある
- のどが赤くなり、喉の奥に口内炎のような白いプツプツができる
通常2~5日高熱が続きますが、のどの痛みはもう少し長引く傾向にあります。
のどの痛みでよだれを飲むのも辛いため、急によだれが増える事があります。
ヘルパンギーナになった方との接触があった場合、2~4日後に発症することが多いです。
診断と治療について
症状の経過と咽頭所見(のどの奥の見た目のサイン)で診断します。
ヘルパンギーナをおこすウイルスに対する根本的な治療法はありません。抗菌薬(抗生剤)は効果がありません。痛みを和らげながら症状が落ち着くのを待つことなります。
保育園などへの登園は、熱が下がってから1日以上経過しており、食欲があれば可能です。
予防について
残念ながらワクチンはありません。
それらのウイルスに感染するのは、くしゃみなどによる飛沫感染や接触感染が主な経路になっています。こまめな手洗いやマスクの着用で、感染予防をしましょう。