手足口病
手足口病は、ヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)とならんで、子どもの三大夏風邪と呼ばれており、名前の通り、手・足・口の中に水疱ができる病気です。
原因
コクサッキーA16とエンテロウイルス71が原因ウイルスとして有名で、小学校に入る前のお子さんがかかることが多いです。
症状は?
特徴的な症状は以下の通りです。
- のどの痛みがある
- のどが赤くなり、喉の奥に口内炎のような白いプツプツができる
- 手足やひざ、お尻などに発疹ができる
- 熱が出ることもあります
診断と治療について
症状の経過と皮膚の発疹、咽頭所見(のどの奥の見た目のサイン)で診断します。
手足口病をおこすウイルスに対する根本的な治療法はありません。抗菌薬(抗生剤)は効果がありません。
痛みを和らげながら症状が落ち着くのを待つことなります。
保育園などへの登園は、熱が下がっていて、元気で食欲があれば可能です。
予防について
残念ながらワクチンはありません。
それらのウイルスに感染するのは、くしゃみなどによる飛沫感染や接触感染が主な経路になっています。
こまめな手洗いやマスクの着用で、感染予防をしましょう